爆誕!その名はミノキシジル
時は1970年代、アメリカ。 ある製薬会社が「ウチ、すごいの作っちゃいましたわ。血圧が高くて困ってる人の血管をギュギューンと広げて、血圧をスコーンと下げる薬です!」つって、鼻高々で「血圧降下剤」を売り出したんよ。
それが、今やAGA治療の絶対的エース、「ミノキシジル」先輩の若かりし頃の姿や。この時はまだ、自分がまさか将来「全薄毛の救世主」として崇められるなんて、1ミリも思ってへん。純粋に心臓や血管のドクターとして、真面目に血圧と戦ってたわけ。
「先生、なんか…なんかおかしいんです」
で、その血圧の薬を何人もの患者さんに飲んでもらってたんやけど、しばらくしたら、あちこちの病院から奇妙なクレーム……いや、報告が相次いだ。
患者「先生……血圧はバッチリ下がったんですけど、その代わりになんか……体中の毛がボーボーになってきたんですけど。」 医者「えっ?(頭を見る)」 患者「いや、頭だけちゃうんです。腕も、脚も、なんなら背中まで、なんかマリモみたいになってきてるんですわ!」
そう、これこそが医学界に激震を与えた「多毛症」という名の、ものすごいサイドエフェクト(副作用)やったんよな。
ピンチをチャンスに変える、天才の発想
普通なら「えらいこっちゃ!毛が生える薬なんて副作用や、回収や!」ってなるところやん? でも、そこはアメリカの研究者。ポジティブの塊やから、薄毛のおっちゃん研究者がこう言ったわけ。
「……待てよ?これ、薄毛に悩む世界中の民に配ったら、大儲けできるんちゃうか?」
まさにコペルニクス的転回。 心臓の薬としては「毛がフサフサになる」のは困った副作用。でも、薄毛に悩む人からしたら「おいおい、それ副作用って言うなや、主作用にしてくれや!」って話。
こうしてミノキシジルは、心臓のドクターを電撃引退。頭皮のカリスマ美容師(?)へと華麗なる転職を果たしたわけや。


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